フロントカウルステーの作製

今回はいかにレーシーに仕上げていくべきかを考えていたのでフロントカウルだけのために考えます。
去年はライトステーを利用してフロント部分に取り付けていました。ライトの代わりのようなもの。
どうせならレーサーと同じようにアクスルシャフトのあたりから持っていきたい！
あまっていたアルミ５０５２材のブロックを切り出していくことにしました。
ちなみにこの削り出し作業はすべてＡＰＥオーナーのマイキーさんの技術です。猫又は考案のみ！（＾＾；

切り出したブロックのセンターを出してフレームに当たる部分にＲをつけるべく削っていきます。
大体の形に削っていきカウルのセンター付近で止められるように１６φのアルミ棒を差し込む穴をあけます。
この時点ではフロントカウルは仕上がっていません。
自分で出来上がったイメージのみの作業になってしまいます。
とりあえずは右画像にようにしておけばフレームからの距離だけは変更できるはずです。



当初はアルミの棒でセンターを支える予定でしたが１５角のアルミパイプを買ってきて強度を見てみました。
すると１ｍｍ厚の角パイプでも十分にいけそうなので受けの部分と先端部分だけ残すように変更。
角パイプを差し込めるように先をパイプ内径に合わせて削ってしまいます。
このセンターの棒はフレーム側から６ｍｍのネジで止めてさらに下から４ｍｍのネジで回ってしまわないよう
に止めてあります。
さらにブロック両サイドにネジを切って鉄製のステーをボルト止め。
ブロックを止めるのはＵ字型のネジ。ＨＣで￥７６の鉄製、ステンレスにしようかと思ったけど価格が・・・
フレームが傷つかないようにシリコンゴムをフレーム回りにぐるっと巻いてからブロックを押し当てて
Ｕ字型のステーをフレーム後端から回してネジ止めです。一応ロックナットも兼ねてダブルナット。



去年はトップブリッジ下のネジからＦＲＰで作ったメーターステーを使っていました。
これもどうせならスポンジマウントにすればカッコイイのではないか？と言うことで考えました。
左はメーター類を支える為のステー。１０×２０のＬ字型のアルミを削って曲げてみました。
なんせアルミの溶接が出来ないもんだから一苦労・・・
曲げたのはいいけれどただのアルミ材なので強度不足！補強板をかましてリベット止め。
左よりメーターステー、センターの延長角パイプ、先端のネジを切った棒です。
センターの角パイプはまさかの転倒に備えて交換できるように穴を空け割りピンで留めるようにしています。



メーターステーはセンターパイプにエビナット（ナッター）を打ち込みます。
角パイプとステーを固定するのは４ｍｍのネジ１本。振動で抜けないように中強度のネジロックを塗布します。
メーターステー先端にもカウルを止めるためにエビナットを打ち込んでおきます。
メーター類は一番下にプラダン、上に１０ｍｍ厚のスポンジを２枚重ね。
メーター類の径よりやや小さめに穴をあけて押し込みます。



カウルを止めるのはセンターは５ｍｍ、カウル上両サイドは４ｍｍの３本止めになっています。
手で揺らしてみると少しばかりガタがありますが走行すると不思議にまったくがたつきはみられません。
メーター類もしっかりと振動を吸収してくれていました。
う〜ん我ながらよく出来たと思うな〜！

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